お金を稼ぐだけではないとわかっている。しかし充実した仕事人生を歩んできたとは言い切れない。
大卒後から正規職に就いていなかった。20代はアルバイトからのスタートだった。将来への展望も明るい未来も見えなかった。どこか自暴自棄な選択だったと思う。
いつも、世の中に弾かれているという感覚がある。応募しても書類で落ちる。面接まで進んでも不採用になる。そういう積み重ねが、その感覚を強くしてきた。
職業訓練校に通ったのは、新しいスキルを身につけて仕事へのハードルを下げるためだった。応募できる職種の範囲が広がった。それは事実だ。
しかし訓練が終わっても、不採用が続く。社会が自分を受け入れるかどうかは別の話だった。スタートラインに立てないまま弾かれてきた。そういう感覚の方が正確かもしれない。
それでも、答えを探しながら動き続けるしかない。今はそれだけだ。
筆者:みねと|遠回りした50歳の「仕事」と「お金」

