10代の頃は優等生。勉強は人並み以上にできたし、スポーツや芸術の成績もそこそこいい。
学級委員、生徒会長、部活動の部長、運動会ではリレーメンバーに選ばれるなど。
それが自分のアイデンティティだった。
しかし、大学の環境や人間関係になじめず、気力を失っていった。
勉強ができないのではなく、その場所が合わなかった。
いや。第一志望ではなかった大学の劣等感に満たされて、就職で見返すことに支配されていたのだ。
いつしか、自分の心が頭がまったく別の状態となっていった。
社会に出ることへの不安と無力感に支配され、気づけば20代はアルバイトだけで過ぎていった。
情けないとは思っていた。でも動けなかった。優等生だったプライドが、逆に自分を縛っていた。「こんなはずじゃない」という気持ちが、前にも進めず、諦めることもできない状態を作っていた。
厄介なのは、50歳になった今も、当時のことが面接に影響していることだ。大学を6年通った理由も、アルバイトだけだった20代も、面接でうまく説明できない。納得してもらえる言葉が見つからず、理解されないまま悪い印象だけが残る。
しかも、それは20〜30年前の話だ。それでも面接ではそこを重視しているように感じる。さらに突っ込んで質問してくるのだ。
過去は変えられない。でも、それを抱えたまま前に進むしかない。
筆者:みねと|遠回りした50歳の「仕事」と「お金」


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