過敏性腸症候群(ガス型)と30年間、付き合ってきた【前編】

日常・くらし

書くか迷った。でも書くことにした。

おなかの悩みを抱えて30年以上になる。

正確には思春期の頃から始まった。当時は病名も知らなかった。ただ、人前でおなか(ガス)の調子が悪くなることへの恐怖が、じわじわと日常に影響し始めていた。

過敏性腸症候群にはいくつかの種類がある。便秘型、下痢型、そしてガス型。私はガス型だ。人にはなかなか話せない。

高校のテスト中が特につらかった。ガスを我慢するために集中できない。それでも完全には我慢できないことがあった。恥ずかしさは言葉にならない。しかもそれがしょっちゅうだった。

改善しようと試みたことは数えきれない。漢方は桂枝加芍薬湯、大建中湯、四逆散、六君子湯など、思いつく限り試した。ある病院では「呑気症」と診断され、消泡剤や整腸剤も試した。「ガス・おなら恐怖症からの脱出」という本に出会い、月1万円以上のサプリメントを何年も続けた時期もあった。炭酸飲料を控え、寝るときに口テープをし、フォドマップ食も調べた。

現在は消臭機能のある専用の下着を着用している。もう10年近くになる。一人でいるときだけは着用しない。それが今の日常だ。

最近、再び病院へ行き始めた。CT検査を受け、医師と一緒にモニターで内臓の様子を確認した。腸内に大量の空気が溜まっていることが、画像ではっきりとわかった。改めて「過敏性腸症候群」と診断された。わかってはいたが、映像で見せられると妙にリアルだった。今は別の方向から薬を試している。

それでも30年以上、根本的には変わっていない。

同じ悩みを持つ人が、どこかにいると思っている。


筆者:みねと|遠回りした50歳の「仕事」と「お金」

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